ここにLANケーブルでネットに接続されたノートPC1台があります。
一方、あなたはiPhoneやiPad、Android タブレットなどのモバイル端末(WiFi機能あり)を持っていて、ネットに接続したいのですが、モバイル端末には3G接続機能が「付いていない」か、または「使えない」ものとします。
したがってモバイルWiFiルータ(3Gルータ)も使えないとします。
こうした環境では、あなたはモバイル端末からのネット接続は諦めるしかないのでしょうか?
※仮に3GやモバイルWiFiが使える環境としても大量のデータ通信を行ったり高速でネットをしたい場合は3Gでは非力です。
こうした事例にはしばしば出くわします。
例えば会社などに行くとセキュリティ上の問題から社内に無線LANのアクセスポイントを設置していない、または設置していても接続可能な端末を限定されていることがあります。
または出張先で泊まったホテル。有線LANサービスはあるけれどWiFiサービスは提供されていないこともありますね。
しかし、この環境でモバイル端末からWiFiでネット接続できる方法があります!
どういうことかといえば、 ノートPC自体をWiFiルータにしてしまおう というもの。
モバイルWiFiルータは最近ユーザも増えていますが、ノートPCそのものをWiFiルータに変身させてしまえるとは、つい最近まで私も知りませんでした。
この方法を試してうまく接続できたときは結構感激ものでしたのでまだご存知でなければぜひお試しを♪
ノートPCは無線LANアダプタが装備されたものでなければいけませんが、最近のPCなら大抵標準装備されていますね。
PCのOSが、Windows7なら話が早い。
Windows7には、PC自体をWiFiのアクセスポイントとして利用するための「Virtual WiFi」と「SoftAP」という新機能が搭載されていて 、詳細はこちらの記事などを読んでいただくとしても、(読むと設定が大変そうだと思われてしまいそうですが)
とにかく簡単に設定して使いたいという方は、「Connctify」というフリーウェアをアプリを使えば、いとも簡単にWindows7ノートがWiFiルータに変身してしまいます。
「Connectify」以外にも「Virtual WiFi」 「Virtual Router」などがあるようです。
「Connectify」の使い方はこちら
「Virtual Router」の使い方はこちら いずれも、「かんたん無線LANと小学校教育実践」様のサイトに詳しく書かれています。
さて、私の業務用のノートPCはOSがVistaなので、Windows7の「Virtual WiFi」と「SoftAP」の両機能は搭載されていないものの、「Connectify」はVista(およびXP)にも対応済みとあったので試したのですが、なぜか私の環境ではうまく動きませんでした。
そこで、YouTubeのこちらの動画を参考に、ブリッジ接続を設定してみたところ無事接続できました。動画は英語版Vistaでの表記となっていますが、日本語版Vistaでも表記以外の操作は同じなので参考になるかと思います。
但しVista(XP)ではPCとの接続はアドホック・モードに限定されるようです。従って複数台のモバイル端末を同時にWiFi接続することはできません。
アプリケーションを使わない分ちょっと時間はかかりますが、この方法ならVistaの標準機能だけで設定できるので、PCにアプリケーションをインストールしたくない(できない)場合などはこちらの方法を書きとめておくと良いでしょう。
なお、会社などセキュリティ上の理由でWiFiを禁止している場所での利用は慎むなど、十分に注意して利用してください。
追記: 以下備忘録
前記事の「iPadをPCのセカンドモニターとして使う」で使用した、「Display Link」や「Air Display」、またiPhone/iPadからWindowsPCをリモート操作できる「Crazy Remote」などPCとiOSデバイスとがWiFi接続されている必要がある場合でも、本機能を使えばWiFiルータなしでPCとiOSデバイスをWiFi接続できる。要検証。