前回の記事では、オンライン地図サービスの、”Google Maps”、”Yahoo Maps”、"Bing Maps” 、"Ask Maps"を比較したが、
中でもバリ島フライトエリアについては、”Ask Maps”がなかなか良さそうだと書いていた。
そこで今回、”Ask Maps”から3Dのオフライン地図を製作し、昨年製作していた”Yahoo Maps”と比較してみることに。
"Ask Maps"の高精度な画像を活かすためにも、できるだけズームレベルの高い画像を使ってオフライン化しておきたいところだが、難点もある。
※補足:NaviComputer(WindowsMobile)やOfflineMaps(iPhone)など、アプリによってはズーム機能を使って複数のズームレベルの画像を切り替えて使用できるものもある。今回は1つのズームレベルで、さらに全域の画像を予め1枚の画像としてまとめてしておく必要があることから、このような記述となっている。
それは、全域を1枚の画像にまとめようとすると、画像サイズはとんでもなく大きなものになり、メモリーを圧迫する。
実は製作過程で、タイル上となっている地図画像を縦横に連結しなくてはならないが、画像サイズがあまりに大きいとPCのビデオメモリーが扱えるキャパを超えてしまい連結できない。
また、出来上がった地図をPCでスクロールする際もモッサリとすてして時間がかかってしまうことから、必要以上にズームレベルの高い画像を使うとかえってうまく行かない。
いろいろと試行錯誤の結果、最終的に作成した画像は、14336 x 3840 pixel 。できるだけズームレベルを上げているためかなり大きなサイズとなった。
こちらがその縮小サイズ。記事掲載のため実際よりかなり縮小している。
次に画像の補正
1枚にまとめたは良いが、最西部の海の一部が欠けている。この位置ではズームレベルにあった画像が"Ask Maps"では用意されていないため欠落してしまっている。
また”Ask Maps”は、全体に白っぽく、また彩度が低い。海の色も白っぽくもう少し青みが欲しいところだ。
そこでPhotoShopを使って、画像の補足やレベル補正、特定色調、彩度の調整を行った。
ティンビスのテイクオフ周辺を切り出してみたものがこちら。記事表示上こちらも実際より縮小表示している。
このサイズではわからないが、地上部分はシャープ効果を若干かけてオリジナルより鮮明な印象に仕上けている。
この平面画像に、NASAが公開しているDEM SRTM-3 90mメッシュの高度情報を重ね合わせると3D化できる。
これに昨年9月のフライト時のGPSトラックを重ねてみたのがこちら。50%程度に縮小表示しているが実サイズだと結構リアル。
昨年中に製作していた”Yahoo Maps”と比較してみると、その精度の違いがよくわかる。
海や波の様子はYahoo Mapsの方が美しいが、地上の精細度では”Ask Maps”が上回っている。
写真も新しいものを使っており、Yahooでは建設前の様子しか表示できなかったビラの建物もAskでは表示されるのでより実際に近いイメージとなった。